不動産が売れない理由とは？対策や売却するためのポイントについて解説

不動産は売却をしてもさまざまな原因によってなかなか売れないことがあります。
そのような場合は売れない理由についてしっかりと把握し、適切な対策をおこなうことが必要です。
また、不動産を効果的に売るためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そこで、本記事では不動産が売れない代表的な理由と対策、ポイントについて解説します。
不動産売却をご検討中の方は、ぜひご確認ください。

不動産が売れない代表的な理由

不動産が売れない代表的な理由には、「売り出し価格が適切でない」「不動産の立地条件に問題がある」「売り出し時期に問題がある」の3点が挙げられます。
それぞれどのような理由で不動産が売れていないのか確認してみましょう。

理由1：売り出し価格が適切でない

売り出し価格は買い手が購入するかどうかの最終的な判断材料となるものです。
買い手が不動産に興味を持ってくれたとしても、売り出し価格が相場よりもかけ離れて高ければ購入しない方が多いでしょう。
とくに、不動産の購入は大きな費用がかかるものであるため、慎重に考えて購入を決定する方が多いものです。
そのため、売り出し価格が適切でない場合は売買契約の成立に繋がらず、売れない不動産になってしまいます。
また、逆に売り出し価格が安すぎても売れない原因となり得ます。
適切な売り出し価格よりもずっと低い値で売りに出していると、買い手が「不動産に何か問題があるのでは？」と考え、売れない原因になってしまうのです。
不動産の売り出し価格は高すぎても低すぎても問題があり、適切な価格で売りに出す必要があることを認識しておきましょう。

理由2：立地条件に問題がある

最寄り駅の近さや周辺にスーパーマーケットがあるかどうかは人によっては重要視するポイントです。
もし、売りに出している不動産の立地条件に問題があれば、その理由によって売れていない可能性があります。
とくに、お子さまがいるファミリー層の方は、立地条件を比較的重視する傾向が見られます。
ターゲットをファミリー層に絞っていて立地条件に問題がある場合は、この理由によって売れていない可能性が高いでしょう。
今一度、不動産の立地条件をカバーできる要因がないか、ターゲットを広げるべきかなどについて検討してみましょう。

理由3：売り出し時期に問題がある

不動産の売買は年中盛んなものではなく、進学や転職などで人の移動が多い4月や、人事異動の多い9月を控えた時期が繁忙期となります。
もし、需要があまりない時期に売りに出しているのであれば、そもそも不動産の情報を見ている人が少ないのかもしれません。
不動産売却において売り出し時期は契約成立に深く関わっていることを認識しておきましょう。

不動産が売れないときの対策

ここまで不動産が売れない原因について解説しましたが、これらの原因のほとんどは、しっかりと対策をおこなえば改善できるものです。
不動産が売れない理由を把握したら、次は対策についても確認しておきましょう。

対策1：売り出し価格を適切なものに見直す

不動産が売れない原因が売り出し価格である場合は、適切な売り出し価格に見直すことが必要です。
一般的には査定時に伝えられた金額で売り出すことが多いですが、長期間にわたって不動産が売れないのであれば価格を下げてみましょう。
しかし、価格は一度下げてしまうと基本的には元の価格に戻すことができません。

そのため売り出し価格を下げる場合は、不動産会社としっかりと話し合いながらおこなっていきましょう。

対策2：宣伝方法を見直す

不動産の情報を拡散する広告は、買い手を見つけるうえでとても大切なツールといえます。
もし広告に記載されている情報が不十分である場合は、そもそも不動産の魅力を伝えられていない可能性がありますので、どのような広告をおこなっているのか不動産会社に再確認してみましょう。
よくある例として、インターネット広告において写真掲載が少ないことが挙げられます。
とくに住宅の売却では室内の写真数が少ないと、どのような特徴がある住宅なのかが伝わりづらくなります。
不動産の魅力が伝わり、内覧をしてもらえるような写真の撮影と掲載を積極的におこなっていきましょう。
ただし誇大広告は法律で禁止されていますので、嘘の情報を載せたり誇張するような表現を用いることはせず、あくまでも不動産本来の魅力が伝わるような広告にすることを心がけましょう。

対策3：繫忙期に合わせて売り出す

不動産が売れない原因としてご説明したように、不動産の売り出し時期は売買契約の成立に深く関わってきます。
売り出し時期について考えたことがなかった方は、売り出し時期についても調整をおこなっていきましょう。
4月や9月がベストタイミングである理由は、人の移動にともなって不動産にも動きが出るからです。
買い手は、遅くとも4月や9月の頭には実際に住み始めたいと考えている方が多いため、不動産を探す時期はそれより前の1～2月、7～8月となります。

そのため、売買契約の手続きに要する期間なども考慮し、売買活動をおこなうべき時期はそれよりも1、2か月前となるでしょう。
不動産の取引は、売買契約の締結から引き渡しまでに3～6か月程度かかるため、タイミングをはかった事前の準備が大切です。

売れない不動産を売るためポイント3選

売れない不動産を売るためポイントはいくつかありますが、効果が大きいと考えられる3つのポイントを解説します。
不動産が売れない原因と対策を把握したうえで、ポイントについても確認しておきましょう。

ポイント1：売り急がない

なるべく早く不動産を売ろうと焦ってしまうと、買い手がその心情を察知して「値段を下げてくれたらすぐに購入できるかもしれない」と値下げ交渉がを可能性が高くなります。
そうすると思わず値下げをおこなってしまい、売買金額がどんどん少なくなってしまうかもしれません。
効果的な不動産売却をおこなうためには、余裕を持った売買計画を作成しておきましょう。
また、計画する際には、最低これだけの金額で売りたいといった下限価格も決めておくことをおすすめします。

ポイント2：資金計画に広告費も考慮する

媒介契約時に支払う手数料には広告費が含まれているため、資金計画に広告費を入れていないことが多いかと思います。
しかし、不動産の条件によってはより効果的な新しい広告をしないとなかなか売れないことがあります。
通常の売買活動にくわえて新しい広告をおこなう場合は、追加の広告費を支払わなければなりません。
そのため、追加資金が生じる可能性を資金計画時に考慮しておき、余裕を持った売却をおこなっていきましょう。

ポイント3：情報収集を徹底的におこなう

不動産売却を効果的におこなうには、周辺地域でおこなわれた売買取引の事例から、価格相場や購入者の年齢層などを事前に調べておくことが重要です。
それらを調べることで、広告でアピールすべきポイントがわかり、買い手の興味を引くような広告にすることができます。
売買事例などはインターネットによって簡単に調べることができるため、事前に調べておきましょう。

もし、自分で情報収集をすることに不安があったり、不明な点が出てきた場合は不動産会社へ相談することで、自分では得ることのできない情報や効果的なアドバイスを得ることができます。

まとめ

本記事では不動産が売れない代表的な理由と対策、ポイントについて解説しました。
不動産が売れない場合は理由をしっかりと把握し、理由にあった対策をおこなうことが必要です。
また、効果的に売却をするためにはポイントも押さえておく必要もあります。
本記事で解説した理由と対策、ポイントを確認しながら売却を進めていきましょう。

他にも不動産売却についてお悩み等ございましたら、枚方市の不動産売却に強い株式会社ハウスゲートまでお問い合わせください。