大阪府高槻市は、大阪市と京都市の中間に位置し、両市のベッドタウンとして栄える街です。
そのため交通アクセスの良さはもちろん、街自体の雰囲気も都会のにぎやかさと自然の豊かさのバランスが良く、長く暮らしやすい街ですよ。
高槻市の1つ目の住みやすさは、交通アクセスの良さです。
まず電車は、JR京都線と阪急京都本線の2路線が通っていて、どちらも大阪・京都まで1本で行けます。
たとえばJR京都線なら、高槻駅から京都駅までは約12分、大阪駅や新大阪駅までは約15分で行けます。
京都駅と新大阪駅は、どちらも東海道新幹線の停車駅なので、出張や旅行で新幹線を利用する時も近くて便利ですね。
さらに、JR高槻駅は関西国際空港行きの特急も停車します。
関西国際空港行きの本数は多くはありませんが、地元から電車1本で空港まで行けることは、やはり便利です。
そして阪急高槻市駅からは、烏丸駅まで約20分、梅田駅まで約22分でアクセスできるため、大阪・京都のどちらも通勤通学しやすいですよ。
高槻市駅も、阪急京都本線内の快速急行や通勤特急などが停車するので、より早く目的地へアクセスできます。
次にバスですが、高槻市には阪急バスと京阪バスが運行する路線バスがあり、主に高槻市と茨木市・摂津市・枚方市など近隣の街へのアクセスに利用されています。
そして高槻市には、名神高速道路や新名神高速道路に接続する高槻インターチェンジに高速バス停が設置されていて、ここから有馬温泉・四国・東海・北陸・首都圏・北関東・東北へ行ける高速バスを利用できますよ。
道路も、大阪外環状線の一部である国道170号線・171号線をはじめ、多数の主要地方道や一般府道が整備されているので、どの交通手段を選んでもアクセスに困ることはほとんどないでしょう。
高槻市の1つ目の住みやすさは、治安が良いことです。
JR高槻駅と阪急高槻市駅を中心に市街地が広がっていますが、ベッドタウンとして開発が進んだため閑静な住宅地も多い点が特徴です。
また、行政・地域・警察が各自連携して防犯に努めていることも、高槻市の治安向上につながっていますよ。
例えば高槻市のホームページでは、市内で発生した犯罪情報を確認できる「犯罪発生マップ」を公開しています。
犯罪発生マップは、ひったくり、路上強盗、子どもに関する被害情報、女性に関する被害情報の場所や日時、詳細な状況を確認することができます。
犯罪が発生した日時や詳細がわかると、今警戒するべき場所が把握できて防犯への注意力が高まります。
また高槻市を管轄する警察署からは、「安まちメール」という犯罪発生情報と防犯対策情報メールを配信しています。
ひったくりや路上強盗、子どもへの不審な声掛け、通り魔などリアルタイムで情報が届くため、その情報を基にご家族を守ることができます。
子ども達向けの防犯対策としては、子ども達が知らない人についていかないように、自転車や市営バス・看板設置を利用して注意を促す見守り活動などが行なわれています。
同じく子ども達の安全を守るための防犯活動には、青色防犯パトロールがあります。
青色防犯パトロールは、出発前にその日巡回するルートを確認してから地域を回りますが、死角になりやすいポイントもしっかり確認してくれるので安心です。
他にも、高槻市と警察署が協力して行なうひったくり防止キャンペーンの実施、通報装置とカメラが一体となった街頭防犯カメラの設置なども行なわれています。
街灯防犯カメラは、もともと同じ機能を備えたスーパー防犯灯として設置されていましたが、最初の設置から10年が経過して劣化が目立ち始めたことを機に、街頭防犯カメラへと更新されました。
このように、高槻市に関わる多くの方々がお互いに協力し合っていることが、街の治安向上につながっているのでしょう。
高槻市の1つ目の住みやすさは、子育て支援が充実していることです。
子育て中のファミリーにとって、やはり行政がどれだけサポートしてくれるのかは、マイホーム選びと同じくらい重要なポイントですよね。
以下に、高槻市で実施中の子育て支援の一例を挙げました。
子どもは思いがけないタイミングで病気にかかったりケガをしたりすることが多く、月に何度も病院へ連れて行くお父さんやお母さんも多いでしょう。
病院へ行く機会が多いということは、それだけ医療費もかかります。
高槻市は、子育て世帯が医療費の負担を気にせず安心して診察や治療をうけられるように、15歳のお子さんまでを対象に子ども医療費を助成しています。
高槻市の子ども医療費助成の内容は、1か月のうち同一医療機関にかかった場合は1,000円まで、複数の病院にかかった場合は2,500円までを自己負担分とし、それ以上の医療費は市が負担します。
また、子どもが入院した場合は、入院・退院のタイミングが同じ月内であれば、1,000円までを自己負担とし、それ以上は高槻市が負担してくれますよ。
※入院中の食事代の助成を受ける際は保護者の所得制限があること、健康保険適用外の診療は助成されない点にご注意ください。
冬になると、毎年のように猛威を振るうインフルエンザから身を守るためには、予防接種が大切です。
特に免疫力が低い子どもは感染しやすいため、予防接種を受けさせて感染を防ぎたいですよね。
しかしインフルエンザ予防接種は任意なので、接種時の費用は全額自己負担です。
そこで高槻市は、生後6か月から小学6年生の子を対象に、1回あたり1,000円の接種費用を助成しています。
生後6か月から小学6年生は、保育園や幼稚園・小学校など集団生活の中で病気をもらいやすい年代なので、一部でも行政が負担してくれるのはうれしいですね。
なおインフルエンザ予防接種の助成は、年間2回までと回数制限があること、接種時期は10~12月限定であること、高槻市内の協力医療機関限定であることの条件があります。
助成をご希望の保護者は、条件を満たせるようにあらかじめチェックしておきましょう。
母子ともに安全で安心できる出産を迎えるためには、妊娠中の定期健診がとても大切ですが、妊婦健診は健康保険適用外なので、家計への負担がとても大きくなります。
そのため高槻市では、お金の心配をせずにお母さんが安心して出産できるよう、妊婦健診費用を最大14回、12万円分を助成しています。
妊婦健診の助成額は自治体によって異なり、助成額が10万円未満の街も少なくありません。
その点、高槻市の12万円という助成額は、全国でもトップクラスの金額なんですよ。
基本的な健診にかかる費用はほとんどカバーできるので、実質的な自己負担なく安心して定期健診を受けられますよ。
妊娠届を提出すると、市からもらう母子健康手帳と一緒に妊婦健診受診券(14回分)がつづられている別冊が渡されるので、健診に行く際は忘れずに持って行きましょう。
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