新型コロナウイルス感染症拡大により、令和2年4月7日、日本政府から緊急事態宣言が発出されました。
緊急事態宣言が発令されたことにより大阪府民は外出自粛、イベント自粛を余儀なくされ、5月21日に区域解除されたあともその影響は続いています。
不要不急のレジャーなど、府県をまたいだ移動を控えることや3密にならない工夫など「新しい生活様式」のため、大阪府民の意識はコロナ前と比較して大きく変化しています。
このような状態のなか、売り上げの低迷により苦境に陥る飲食店に少しでも支援の輪を広げるため、箕面市では「箕面テイクアウトごはん」事業を開始しました。
今回は箕面テイクアウトごはんについてまとめています。
<売り上げが減少している箕面市内の飲食店を応援!>
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、緊急事態宣言が発出され、約1ヶ月半後に解除されました。
ところが緊急事態宣言が解除されたあとも、レストランやカフェなど飲食店は「密集・密閉・密接」の3密を避けるため、店内に以前のような客数を入れられない、売り上げの回復が見込めない、クラスターになるのが怖くて店が再開できないなど苦境に立たされています。
売り上げが落ちこむ飲食店救済と、外出自粛で高まる外食ニーズをマッチングさせるため、箕面市では「箕面テイクアウトごはん」企画が誕生。
箕面FMまちそだて株式会社と箕面商工会議所が協力し、箕面市内でテイクアウトやデリバリーができる飲食店をピックアップ。
それら飲食店を紹介するHPを立ちあげました。
<箕面テイクアウトごはんの掲載店舗数は?>
箕面テイクアウトごはんの企画が始まった4月中旬には25店のお店が掲載されていましたが、6月中旬には約110店ものお店が紹介されています。
2か月間の間に約4倍以上のお店情報が増えたことになりますね。
料理ジャンルも「イタリアン/お好み焼き/カフェごはん/からあげ/カレー/サラダ/スイーツ/とんかつ/パン/ピザ/フレンチ/中華/和食/洋食/蕎麦/焼き鳥/串カツ/焼肉」などさまざま。
お店の紹介ページにはメニュー表や実際のお弁当やメニューの写真、住所、電話番号、ホームページアドレスなど多数の情報が掲載されています。
メニュー表と料理の写真が掲載されているので、写真を見ながら「このメニュー美味しそう」と目で見て確認できるのがよいですね。
デリバリー専用のお店なら自宅にお弁当や掲載メニューが届くのでとても便利。
ランチに夕食に、友達や親せきの集まりに目的に合わせてメニューが選べるのがメリットです。
<インスタグラムに広がる箕面テイクアウトごはん>
インスタグラムでは、箕面市内にあるお気に入りのレストランやカフェ、居酒屋のメニューやメニュー表、店舗写真などを撮影してアップする方が増えています。
ハッシュタグ(#)箕面テイクアウトごはんで投稿すれば一瞬で投稿が共有され、箕面テイクアウトごはんに興味のある方が検索して見つけやすくなります。
HPで飲食店の紹介をするだけではなく、インスタグラムに画像を投稿することでより多くの方の目に箕面テイクアウトごはんが触れることになり、その広告効果は絶大です。
<ツイッターでも情報発信>
画像投稿と言えばインスタグラムですが、ツイッターでもハッシュタグをつけて箕面テイクアウトごはんを共有できます。
最近は箕面市内にあるケーキ店で、アマビエ(3本足の半人半魚の妖怪・江戸時代末期にこの妖怪が「これから疫病が流行する、私の姿を写した絵を人々に見せよ」と発したことから、疫病から人々を守る妖怪として知られるようになった)を描いたアイシングクッキーを発売したニュースが発信されていました。
ツイッターはリツイートすることでニュースや画像がどんどんネット上に広がっていきます。
「この箕面テイクアウトごはんのニュースはぜひ知らせたい」と思えば、ツイッターに投稿しリツイートしてもらうことで多くの人が箕面テイクアウトごはんの存在に気づいてもらえますね。
新型コロナウイルスの感染状況や店舗の状況は日々変化していますので、マメにSNSをチェックしてお店の開店状況やメニューの変化などに気を配るとよさそうです。
またお気に入りのお店はインスタグラムやツイッターで積極的に情報発信することでお店の宣伝にもなりますよ。
お店の商品を購入して応援する方法もありますが、SNSに写真と食レポを投稿するだけでも効果があります。
<箕面市内のテイクアウトやデリバリー店で使えるクーポン券登場>
箕面市内では、箕面市の住民基本台帳に記録されているかた全員に(基準日は令和2年5月22日)、1人あたり1,000円分(額面500円×2枚)のクーポンを配布しています。
このクーポンは箕面市内でテイクアウトやデリバリーをおこなっているお店でのみ使えるもので、店内飲食には利用できませんし、スーパーやドラッグストア、理美容店など他業種店舗でも使用不可です。
このクーポン券は緊急事態宣言終結の翌月までを目安に毎月配付する方針で、大阪府では5月21日に区域解除されたため、5月・6月分の2か月分のクーポン券をまとめて発券(郵送により発券)。
5月・6月分クーポン券の有効期限は令和2年7月末までとなっており、まだしばらくゆとりがあります。
つまり令和2年5月22日時点で箕面市の住民基本台帳に記録されている全員に、5月・6月分のクーポン券(2か月合計2,000円分)が郵送されているのです。
一人2,000円ですから4人家族なら8,000円、この金額はバカにできません。
この事業に費やされたお金は約2.8億円と、かなり規模の大きな事業のようです。
<クーポン券はどのお店で使えるの?>
では箕面市民に配布されたクーポン券は、どのお店で使えるのでしょうか?
テイクアウトやデリバリーをおこなっているお店であればどこでも使えるわけではなく、あらかじめ審査されたお店でのみ使用できます。
箕面テイクアウトごはんのHPには【市クーポン可】と書かれたお店とそうでないお店がありますので、【市クーポン可】の店舗のみ使用可能です。
そのためクーポンを利用したいなら【市クーポン可】店舗に注文を入れなければなりません。
<クーポン使用上の注意点は?>
テイクアウトやデリバリーに役立つ箕面市のクーポンですが、利用するにあたって注意点もあります。
・クーポンは500円単位で発行されていますが、もし900円のメニューを購入するために1,000円分のクーポンを提出してもお釣りはでません。
・クーポンはテイクアウトやデリバリーの料金として使えますが、店内飲食には使えません
・登録飲食店以外の店舗では使えません
配偶者や親族から暴力を受け、箕面市に避難している方のなかで、基準日(令和2年5月22日)までに住民票を箕面市内に移すことができなかった方にも、クーポン券が郵送されます。
箕面業務室まで連絡すれば避難先にクーポン券が発券されますので、ぜひ一度お問いあわせください。
新型コロナウイルスの流行による外出自粛により、飲食店は大きな打撃を受けています。
3密を防ぎながら飲食店の売り上げを確保するため、そして自粛による外食ニーズを満たすために「箕面テイクアウトごはん」が企画され、テイクアウトやデリバリーが可能な店舗情報が探しやすくなりました。
お店の情報だけではなく、箕面市からはテイクアウトやデリバリーに使えるクーポン券も発券され、箕面テイクアウトごはんは盛りあがりをみせています。
クーポン券は令和2年7月末まで有効なので、クーポン券を利用して地元飲食店を支援しましょう。
ただし一部店舗ではクーポン券が使えないところもあるので注意してくださいね。
またお釣りはでませんので、有効に使うためにメニュー金額やクーポン利用金額などをしっかり確認してください。