大阪学院大学は1963年に開学した、大阪府吹田市岸辺南に本部を置く私立大学です。
大阪学院大学は名称が長く言いにくいため「大院大(だいいんだい) /大院(だいいん)/学院(がくいん)」などと呼ばれています。
大阪学院大学の入学に必要な偏差値は学部にもよりますが42.5~47.5と、比較的入学しやすい大学に分類されます。
大阪学院大学は20年以上にわたる長期計画のもと、美しい校舎や統一された景観をつくり日本造園学会賞を受賞しました。
綺麗な環境で気持ちよく学べるのは大阪学院大学の大きな魅力です。
<人格形成のための少人数教育やボランティア活動>
大学はただ通って勉強すればよい、単位さえとって卒業できればよいというものではありません。
4年間通学する間に学生の個性と能力を最大限に引きだすことはもちろん、豊かな人間性を育むことも重要です。
そこで大阪学院大学では「少人数教育/学生の自主活動(課外活動)/ボランティア活動」の3つの取り組みをおこなっています。
少人数教育では今までのように教員が一方的に話す講義ではなく、少人数制のゼミナールを採用し、調べ学習や探求授業、探索授業など学生が主体となって進める「ディープラーニング(深い学習)」を推進。
学ぶ内容は同じものであっても教育方法が変わると理解度や習熟度も変化するため、少人数教育でより深い学びを追求しています。
<グローバル教育のための留学生受入や特色ある施設>
大阪学院大学では海外への留学支援はもちろん、キャンバス内でも外国語の力を伸ばせるプログラムを採用し、国際化に柔軟に対応できる人材を育成しています。
グローバル教育のために世界22の国と地域の58の大学とで交換留学を実施し、海外からの留学生を多数受け入れ。
キャンバス内に海外留学生がいると雰囲気が大きく変わってきますね。
また学内に語学教育研究所を設置し「LEI英語プログラム(英語による英語の講義を受講)」を提供することで、より英語での理解力が高まり語学力もアップします。
大阪学院大学では経営学部や商学部、法学部などいくつか学部がありますが、国際交流や外国語力アップを大切にしているようです。
<キャリアサポートのための就職支援・キャリア教育>
大阪学院大学では、キャリアセンターと教員とが連携して全面的に就職活動をサポートしています。
学生の個性や能力を十分引き出す教育にくわえて、丁寧な進路相談や就職活動サポートにより最適な進路へと導く手厚いシステムを構築。
内定を得た先輩学生が後輩の相談にのる「キャリアチューター」制度も好評です。
<昭和15年に創設された「関西簿記研究所」が前身>
大阪学院大学の前身は、昭和15年(1940年)に創設された「関西簿記研究所」になります。
初代総長・白井種雄が企業会計人育成を目的に、大阪市北区「天満の天神さん」で知られる天満宮の鳥居を望む一角に開学。
ところが時代は第二次世界大戦へと突入し「会計人の育成」という大きな目的を達するのは困難に。
第二次世界大戦が終わった昭和23年、空襲の跡が残る大阪・北区西寺町の禅宗寺院・正泉寺で授業再開。
その後、関西簿記研究所は「関西簿記経理学校」へ、そして「関西経理専門学校」へと改称されて昭和28年には関西で初めての学校法人経理専門学校が発足しました。
<大阪学院高等学校・大阪学院短期大学開学>
ベビーブーム世代が高校への進学を志す昭和34年、関西経済学院商業高等学校を開校。
3年後の昭和37年には普通科を新設し「大阪学院大学高等学校」へと名称を変更しました。
商業科だけではなく普通科も新設することで、より幅広い個性と目的をもつ生徒が集まったのです。
さらに昭和37年には「関西経済学院短期大学」を開学し、第1部(昼間)と第2部(夜間)を持つ経営実務科を新設。
<1963年、ついに大阪学院大学設立>
関西経済学院短期大学(のちの大阪学院短期大学)が開学した翌年、ついに大阪学院大学が設立。
最初に置かれたのは商学部商学科ですが、その後も経済学部のほか多くの学部をつぎつぎと新設。
どれだけ学部や生徒数が増えても少人数での教育に徹し、マンモス化しないように配慮されてきました。
昭和42年には大学の学部を基礎にさらに深い理論と応用を得るための大学院が開設され、同時に大学院商学研究科修士課程および博士課程の設置認可を受け、大きな節目を迎えたのです。
昭和49年にはミネソタ州セントポール市にある名門校「セント・トーマス大学」と姉妹校協定を締結。
この締結をきっかけに海外の大学と交流を深め、今では世界22の国と地域の58の大学で交換留学生制度を実施しています。
昭和51年にはキャンパス拡充整備計画がスタートし、教室の基本的な性能を向上させ、自己研修や学生と教員、留学生などが交流できる場所を多数新設。
昭和58年には将来を見越してAVラウンジ、大型ビデオプロジェクターの設置などマルチメディア教育のための情報教育環境を充実。
平成16年には社会的なニーズを背景に、企業法務に特化した人材育成のために法学部新設。
平成19年になるとキャリアデザインルームやラーニングセンター(後に「学習支援室」と改称)を開設し、キャリアデザインに打ち込める環境を整備したのです。
<学生でなくても受けられる生涯学習講座>
大阪学院大学では、学生はもちろん一般の方でも生涯学習講座を受講することができます。
年間99講座が開校されており、どの講座を選ぶのも自由です。
一体どのような講座があるのでしょうか?ちょっとみてみましょう。
・生活や教養講座(女性のための自分磨き/人間関係のためのコーチング/日本の城のなぞと魅力/色鉛筆画を楽しもう/食育腸活/冷凍パン生地を使ったパン作りなど)
・健康やスポーツ講座(ハワイアンフラダンス/ゴルフスクール/護身術・リラックスヨガなど)
・語学講座(やさしい英会話/ステップアップ英会話/ビジネス英会話)
<生涯学習講座への参加方法とは?>
一般の方が生涯学習講座へ申込するなら、まずは大阪学院大学のHPにある専用申込フォームに必要な情報を入力しましょう。
氏名や住所など個人情報を入力するため「情報漏洩が怖い」と感じる方もいるかもしれませんが、SSLと呼ばれる特殊な暗号変換でデータが送信されるため安全です。
受講費用や受講内容、講師などもHPで確認できます。
受講場所は大阪学院大学・大阪学院大学短期大学部 エクステンションセンター(2号館2階)になります。
アクセスはJR京都線の岸辺駅、阪急京都線の正雀駅から徒歩5分の好立地。
キャンパス内には駐輪場もあるため、自転車で通学することもできます。
<科目等履修生制度で単位もとれる>
社会人になったあとも、科目等履修生制度を使えば大学の単位を取得することができます。
科目等履修生として大阪学院大学や大阪学院短期大学でおこなわれる授業科目の一部を履修し、試験に合格すれば単位取得が可能。
「大学に行って勉強したかったけれどそれができなかった」方は、科目等履修生制度を利用して大学の単位取得を目指す方法もあります。
また単位を取ることまでは考えていないが、講義の内容を聞いてみたい方には「聴講生制度」もありますよ。
〒564-8511 大阪府吹田市岸部南2-36-1
JR東海道本線 「岸辺」駅から徒歩5分
阪急京都線 「正雀」駅から徒歩5分
詳しくは、こちらをご参考ください。
大阪学院大学は昭和15年(1940年)に創設された「関西簿記研究所」がその前身となっており、当初は企業会計人を育成することが目的でした。
その後学校の規模がだんだん拡大されるうちに、大阪学院高等学校、大阪学院大学や短大、大学院と学校が増え現在の形に。
開学当初からの少人数での授業は今も続いており、グローバル化著しい現代の状況に合わせて海外留学生受け入れや交換留学も実施。